FXは誰でも稼げるは嘘なのか

昨今、SNSやネット広告でFXや仮想通貨のコマーシャルが流れており、目にされた方も多くおられるのではないしょうか。

FXや仮想通貨という言葉が日常生活に入り込んでいるように感じます。
中には「副業感覚でFXで月10万円稼ぐ」や「FXで月300万稼いだ」のよう目を疑わされる言葉が並んでいます。
実際には「必ず儲かる方法教えます。」詐欺も頻発しているとニュースを賑わせています。

しかし、実際には10万円増えたり、10万減ったりと増えたり減ったりを繰り返しやがて資金が底をついたことが分かりました。
無論、一度失われた資金は返金されません。

FXはForeign Exchangeの略で外国為替証拠金取引のことを指し、要するに通貨を買ったり、売ったりしながら差額によって利益を得る取引のこととあります。

例を見ると、1米ドルを日本円100円で買い、1米ドルが日本円で120円の時に売ると20円の差益が発生し、ここにレバレッジを利かせることで差益の20円が何倍にもなり、取引の結果、自身の証拠金を増やしていくと記載があります。

ただ、せどりのように安く買って、高く売る、これを繰り返していけるほどFXは甘くないもので、実際にはテクニカル分析やファンダメンタルズ分析のようなFXの取引を行っていく上で絶対に知っておかなければならない知識があるようです。

取引する通貨の国の政治情勢、その国の中央銀行の金融政策、貿易収支や地政学的リスク、そしてそれらに対するマーケットの動向を総合的に判断し、また、大口の機関投資家(銀行、保険、ファンド)の目線、個人投資家の目線に立ち自身の取引に反映させていく必要があります。

知人のようにただ、資金を失ったと語るだけでは不十分でなぜ失ったのか、また、なぜ増えたのかを言語化できないようではFXの世界では先は見得てきません。
マーケットの動向を理解しようと努力を重ねることが一番の近道になると言えそうです。
地道な努力を続け、生き残ってほしいです。

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