最近インターネットを巡回していて頻繁に見かけるキーワードがあります。それは「FX詐欺」です。FX詐欺とはいったいどのようなものなのでしょうか。まず架空FX取引があります。これは外国為替証拠金取引に見せかけて、実際には取引が行われないというものです。
FX詐欺の手口で多いのが自動販売機ソフト販売というやり方です。自動販売機を使って自宅で簡単にFX取引ができるという触れ込みですが、ダウンロードしたソフトウェアを自分のパソコンにインストールしても、FX取引はできません。
またFX外国為替証拠金取引に必要な証拠金を海外の業者の口座に送金させるという手口も数多く見受けられます。ネットの画面上ではFX取引の契約が成立したように見えますが、実際にはそれで外貨は購入できないということです。
この二つのケースはどちらも相手の会社が外国にあるので、どうしようもありません。悪意のある第三者がFX詐欺を働いたとして、それを相談できるところは限られています。関東地方なら金融庁の金融サービス利用相談室が便利です。
金融サービス利用相談室でFX詐欺により奪われた被害金額を返金してもらうような手立てをすることができます。金融庁には事前相談が必要なセクションもありますのでネットで詳しく調べてからお出かけしましょう。
次に頼りになるのが民間の組織です。例えば日本証券業協会の被害防止コールセンターがあります。被害防止コールセンターでFX詐欺被害についての相談ができます。既に支払い済みの金額を返済してもらうような具体的な相談もできます。
民間では全国銀行協会相談室・銀行とりひき相談所というのがありますから、そこにお出かけして行って、FX詐欺にあったということを相談すれば良いのです。奪われたお金を返金してもらうような手立てについても相談に乗ってくれます。
民間で動きが早いのは全国一斉投資被害110番です。金融庁や証券業協会あるいは銀行協会の相談室は時間がかかります。その点、全国一斉投資被害110番に相談すれば、すぐにその救済策に乗り出してくれます。一刻を争う場合には全国一斉投資被害110番がおすすめです。
有料で弁護士にお願いするという手段もあります。日本の弁護士は世界的に見ても成功報酬が高いです。FX詐欺により奪われた金額が大きい場合には、弁護士に相談することも選択肢の一つに加えたいところです。
近年はコロナのために自宅で過ごす人の数が増えています。副業でFXをやっている人も増えてきています。副業でFXを目指すのであれば、その前に、ネットの口コミ情報を十分に調べてから、FX業者の評判を十分確かめることが大切です。